【中学数学】置きかえて公式2で因数分解する問題 No.89
『0からやりなおす中学数学の計算問題』『5つのパターンで9割わかる!中学数学の文章題』(総合科学出版)などの著書がある石崎です。ほかにも、さまざまなジャンルの著書があります。
さて、因数分解はどのように解けばいいのでしょうか。最初に共通項でくくります。
つぎに、公式にあてはめます。たくさんの問題を解いて慣れればどの公式にあてはめられるのかがわかるようになります。というわけで、今回も、地道に因数分解の演習問題を解きましょう。
因数分解の演習問題を見ると頭痛がしてつらいかもしれませんが、今だけなので、がんばりましょう。今だけですから。数学を勉強するのは。
<はじめてのひとへ>
・数式の表示は、MathJaxを利用しています。数式を表示させるにはネット接続とJavascriptを「オン」にすることが必要です。
・このページは印刷できます。詳しい方法は、計算問題を印刷する方法をご覧になってください。
・計算のしかたを工夫すれば楽に計算できるケースもあります。計算式はあくまで目安ですので、あらかじめご了承ください。
・計算問題のページには、ほかにも、たくさん計算問題があります。
<出題内容>
・対象:中学三年生(中学数学)
・種類:因数分解(置きかえて因数分解する問題)
・因数分解の方法:公式2で因数分解
・問題数:20問
※公式
x2−y2=(x+y)(x−y)x2+2xy+y2=(x+y)2x2−2xy+y2=(x−y)2x2+(a+b)x+ab=(x+a)(x+b)x2+(ay+by)x+aby2=(x+ay)(x+by)
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置きかえて因数分解する問題
(1)因数分解してください。
(a−2)2+4(a−2)+4
(2)因数分解してください。
(x−2)2+10(x−2)+25
(3)因数分解してください。
(x−6)2+8(x−6)+16
(4)因数分解してください。
(a+1)2+8(a+1)+16
(5)因数分解してください。
(x−3)2+6(x−3)+9
(6)因数分解してください。
(x−7)2+8(x−7)+16
(7)因数分解してください。
(a−9)2+10(a−9)+25
(8)因数分解してください。
(a−2)2+6(a−2)+9
(9)因数分解してください。
(a−7)2+8(a−7)+16
(10)因数分解してください。
(x−5)2+4(x−5)+4
(11)因数分解してください。
(x−7)2+2(x−7)+1
(12)因数分解してください。
(a+7)2+16(a+7)+64
(13)因数分解してください。
(a+1)2+16(a+1)+64
(14)因数分解してください。
(x−7)2+4(x−7)+4
(15)因数分解してください。
(a+5)2+14(a+5)+49
(16)因数分解してください。
(x−8)2+12(x−8)+36
(17)因数分解してください。
(x−3)2+8(x−3)+16
(18)因数分解してください。
(a+6)2+4(a+6)+4
(19)因数分解してください。
(x−6)2+14(x−6)+49
(20)因数分解してください。
(x−6)2+16(x−6)+64
置きかえて因数分解する問題(計算式)
(1)( )を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
A2+2×A×2+(2)2
つぎのようになります。
(A+2)2
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
(a−2+2)2
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
(a−2)2+2×(a−2)×2+(2)2
(2)( )を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
A2+2×A×5+(5)2
つぎのようになります。
(A+5)2
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
(x−2+5)2
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
(x−2)2+2×(x−2)×5+(5)2
(3)( )を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
A2+2×A×4+(4)2
つぎのようになります。
(A+4)2
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
(x−6+4)2
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
(x−6)2+2×(x−6)×4+(4)2
(4)( )を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
A2+2×A×4+(4)2
つぎのようになります。
(A+4)2
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
(a+1+4)2
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
(a+1)2+2×(a+1)×4+(4)2
(5)( )を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
A2+2×A×3+(3)2
つぎのようになります。
(A+3)2
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
(x−3+3)2
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
(x−3)2+2×(x−3)×3+(3)2
(6)( )を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
A2+2×A×4+(4)2
つぎのようになります。
(A+4)2
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
(x−7+4)2
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
(x−7)2+2×(x−7)×4+(4)2
(7)( )を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
A2+2×A×5+(5)2
つぎのようになります。
(A+5)2
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
(a−9+5)2
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
(a−9)2+2×(a−9)×5+(5)2
(8)( )を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
A2+2×A×3+(3)2
つぎのようになります。
(A+3)2
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
(a−2+3)2
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
(a−2)2+2×(a−2)×3+(3)2
(9)( )を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
A2+2×A×4+(4)2
つぎのようになります。
(A+4)2
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
(a−7+4)2
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
(a−7)2+2×(a−7)×4+(4)2
(10)( )を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
A2+2×A×2+(2)2
つぎのようになります。
(A+2)2
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
(x−5+2)2
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
(x−5)2+2×(x−5)×2+(2)2
(11)( )を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
A2+2×A×1+(1)2
つぎのようになります。
(A+1)2
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
(x−7+1)2
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
(x−7)2+2×(x−7)×1+(1)2
(12)( )を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
A2+2×A×8+(8)2
つぎのようになります。
(A+8)2
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
(a+7+8)2
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
(a+7)2+2×(a+7)×8+(8)2
(13)( )を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
A2+2×A×8+(8)2
つぎのようになります。
(A+8)2
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
(a+1+8)2
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
(a+1)2+2×(a+1)×8+(8)2
(14)( )を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
A2+2×A×2+(2)2
つぎのようになります。
(A+2)2
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
(x−7+2)2
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
(x−7)2+2×(x−7)×2+(2)2
(15)( )を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
A2+2×A×7+(7)2
つぎのようになります。
(A+7)2
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
(a+5+7)2
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
(a+5)2+2×(a+5)×7+(7)2
(16)( )を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
A2+2×A×6+(6)2
つぎのようになります。
(A+6)2
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
(x−8+6)2
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
(x−8)2+2×(x−8)×6+(6)2
(17)( )を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
A2+2×A×4+(4)2
つぎのようになります。
(A+4)2
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
(x−3+4)2
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
(x−3)2+2×(x−3)×4+(4)2
(18)( )を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
A2+2×A×2+(2)2
つぎのようになります。
(A+2)2
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
(a+6+2)2
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
(a+6)2+2×(a+6)×2+(2)2
(19)( )を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
A2+2×A×7+(7)2
つぎのようになります。
(A+7)2
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
(x−6+7)2
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
(x−6)2+2×(x−6)×7+(7)2
(20)( )を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
A2+2×A×8+(8)2
つぎのようになります。
(A+8)2
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
(x−6+8)2
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
(x−6)2+2×(x−6)×8+(8)2
置きかえて因数分解する問題(解答)
人は誰しもケアレスミスなどの計算ミスをするものです。特に緊張を強いられる試験では顕著です。そのようなミスはどうやっても防げないというひともいますが、それは間違いです。計算ミスを防ぐ方法はあります。
それは、ひたすら問題を解くだけです。解いた問題が多ければ多いほど慣れて緊張しても正確に計算できるようになります。
単純な方法ですが、効果的です。地道でつらい作業ですが、何度も繰り返し問題を解きましょう。
(1)答えはつぎのようになります。
(a+0)2
(2)答えはつぎのようになります。
(x+3)2
(3)答えはつぎのようになります。
(x−2)2
(4)答えはつぎのようになります。
(a+5)2
(5)答えはつぎのようになります。
(x+0)2
(6)答えはつぎのようになります。
(x−3)2
(7)答えはつぎのようになります。
(a−4)2
(8)答えはつぎのようになります。
(a+1)2
(9)答えはつぎのようになります。
(a−3)2
(10)答えはつぎのようになります。
(x−3)2
(11)答えはつぎのようになります。
(x−6)2
(12)答えはつぎのようになります。
(a+15)2
(13)答えはつぎのようになります。
(a+9)2
(14)答えはつぎのようになります。
(x−5)2
(15)答えはつぎのようになります。
(a+12)2
(16)答えはつぎのようになります。
(x−2)2
(17)答えはつぎのようになります。
(x+1)2
(18)答えはつぎのようになります。
(a+8)2
(19)答えはつぎのようになります。
(x+1)2
(20)答えはつぎのようになります。
(x+2)2