【中学数学】置きかえて因数分解する問題 No.106
どうも、『0からやりなおす中学数学の計算問題』『5つのパターンで9割わかる!中学数学の文章題』(総合科学出版)などの著書がある石崎です。
さて、数学は、所詮、入試でしか役立たないと思っているひとも多いと思います。
いえいえ、そんなことはないですよ。もちろんすべてではないですが、数学は案外実生活で役立ちます。数学の勉強をしっかりしておきましょう。具体的には、まずは基本を理解して、つぎに反復練習しましょう。というわけで、今回も、はりきって因数分解の演習問題をしましょう。
計算問題を繰り返し解いて本当に数学が得意になるのかと考えるひともいるかもしれませんが、嘘だと思って解いてみてください。そのうち、数学が苦手ではなくなっていると気がつくと思いますから。繰り返し式の展開の計算をしているとつらくなるかもしれませんが、それを乗り越えてくださいね。
<はじめてのひとへ>
・数式の表示は、MathJaxを利用しています。数式を表示させるにはネット接続とJavascriptを「オン」にすることが必要です。
・このページは印刷できます。詳しい方法は、計算問題を印刷する方法をご覧になってください。
・計算のしかたを工夫すれば楽に計算できるケースもあります。計算式はあくまで目安ですので、あらかじめご了承ください。
・計算問題のページには、ほかにも、たくさん計算問題があります。
<出題内容>
・対象:中学三年生(中学数学)
・種類:因数分解(置きかえて因数分解する問題)
・因数分解の方法:因数分解
・問題数:10問
※公式
x2−y2=(x+y)(x−y)x2+2xy+y2=(x+y)2x2−2xy+y2=(x−y)2x2+(a+b)x+ab=(x+a)(x+b)x2+(ay+by)x+aby2=(x+ay)(x+by)
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置きかえて因数分解する問題
(1)因数分解してください。
−7(x+6)+21
(2)因数分解してください。
7(x−8)2−21(x−8)
(3)因数分解してください。
(a−1)2−13(a−1)+42
(4)因数分解してください。
(x+1)2+(x+1)
(5)因数分解してください。
−(x+6)2−(x+6)
(6)因数分解してください。
(a−6)2+6(a−6)+9
(7)因数分解してください。
(x−5)2+9(x−5)
(8)因数分解してください。
−(x+9)2−(x+9)
(9)因数分解してください。
(x+2)2+2(x+2)
(10)因数分解してください。
(x−1)2+4(x−1)+4
置きかえて因数分解する問題(計算式)
(1)( )を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
−7A+21
つぎのようになります。
−7(A−3)
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
−7(x+6−3)
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
(−7)×(x+6)+(−7)×(−3)
(2)( )を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
7A2−21A
つぎのようになります。
7A(A−3)
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
7(x−8)(x−8−3)
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
7(x−8)×(x−8)+7(x−8)×(−3)
(3)( )を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
A2+{(−7)+(−6)}A+(−7)×(−6)
つぎのようになります。
(A−7)(A−6)
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
(a−1−7)(a−1−6)
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
(a−1)2+{(−7)+(−6)}(a−1)+(−7)×(−6)
(4)( )を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
A2+A
つぎのようになります。
A(A+1)
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
(x+1)(x+1+1)
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
(x+1)×(x+1)+(x+1)×1
(5)( )を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
−A2−A
つぎのようになります。
−A(A+1)
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
−(x+6)(x+6+1)
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
−(x+6)×(x+6)−(x+6)×1
(6)( )を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
A2+2×A×3+(3)2
つぎのようになります。
(A+3)2
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
(a−6+3)2
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
(a−6)2+2×(a−6)×3+(3)2
(7)( )を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
A2+9A
つぎのようになります。
A(A+9)
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
(x−5)(x−5+9)
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
(x−5)×(x−5)+(x−5)×9
(8)( )を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
−A2−A
つぎのようになります。
−A(A+1)
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
−(x+9)(x+9+1)
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
−(x+9)×(x+9)−(x+9)×1
(9)( )を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
A2+2A
つぎのようになります。
A(A+2)
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
(x+2)(x+2+2)
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
(x+2)×(x+2)+(x+2)×2
(10)( )を「A」で置きかえます。そして、式の形をすこし変えると、どのように因数分解すればいいのかがわかるのではないでしょうか。
A2+2×A×2+(2)2
つぎのようになります。
(A+2)2
Aをもとに戻すとつぎのようになります。
(x−1+2)2
なお、式を見て因数分解できるのならば、Aに置きかえる必要はありません。
(x−1)2+2×(x−1)×2+(2)2
置きかえて因数分解する問題(解答)
勉強の秘訣は、まずは参考書をしっかり読んで理解することが重要です。そのとき、数学が嫌いならば、できるだけわかりやすいテキストや参考書を探すといいでしょう。
つぎに演習問題を解きます。数学が得意なひとほど良問を解くといいといいますが、苦手なひとは同じような問題でも形が少し変わるだけで間違えてしまうので、お勧めしません。そこで、数値だけ変えた演習問題を解いていくといいでしょう。そのような演習問題があるのが、まさしくこのウェブサイトです。
(1)答えはつぎのようになります。
−7(x+3)
(2)答えはつぎのようになります。
(x−8)(x−11)
(3)答えはつぎのようになります。
(a−8)(a−7)
(4)答えはつぎのようになります。
(x+1)(x+2)
(5)答えはつぎのようになります。
−(x+6)(x+7)
(6)答えはつぎのようになります。
(a−3)2
(7)答えはつぎのようになります。
(x−5)(x+4)
(8)答えはつぎのようになります。
−(x+9)(x+10)
(9)答えはつぎのようになります。
(x+2)(x+4)
(10)答えはつぎのようになります。
(x+1)2