「速さ」を求める速さの文章題

(問)100km離れているA町からB町まで、車で2時間かかりました。車は時速何kmでしょうか。

このような速さを求める問題があれば、まずは地図を描きましょう。
どのような地図でしょうか。
すでに学習しましたね。つぎのようになります。



つぎは「きはじの図」にあてはめます。
いま、「速さ」を求めるのですね。「は」を手で隠します。
問題文から距離は100kmとわかるので「き」に「100」、時間は2時間とわかるので「じ」に「2」をあてはめます。



「き」÷「じ」、すなわち「100÷2」となりますね。
これを計算すると、答えは時速50kmだとわかります。
ちなみに、このくらいの問題であればわざわざ地図を描かなくても解けると思ったひともいるかもしれませんが、今後のために地図を描くくせをつけておきましょう。

では、つぎの問題を解いてみましょう。
(問)ある乗り物は3分で330m進みました。この乗り物は分速何mでしょうか。

これも先ほどと解きかたは同じです。
まずは地図を描きます。



あとは、「きはじの図」にあてはめます。
いま、「速さ」を求めるのですね。「は」を手で隠します。
問題文から距離は330mとわかるので「き」に「330」、時間は3分とわかるので「じ」に「3」をあてはめます。



「き」÷「じ」、すなわち「330÷3」となりますね。
これを計算すると、答えは分速110mだとわかります。

では、問題を解いてみましょう。
(問)電車は150mを5秒で進みました。秒速何mですか。

これも先ほどと解きかたは同じです。
まずは地図を描きます。



あとは、「きはじの図」にあてはめます。
いま、「速さ」を求めるのですね。「は」を手で隠します。
問題文から距離は150mとわかるので「き」に「150」、時間は5秒とわかるので「じ」に「5」をあてはめます。



「き」÷「じ」、すなわち「150÷5」となりますね。
これを計算すると、答えは秒速30mだとわかります。

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「時間」を求める速さの文章題

(問)太郎君は、A町から12km離れたB町まで時速4kmで歩きました。何時間後にB町に着いたと思いますか?

先ほどと解きかたは同じです。
まずは地図を描きます。



あとは、「きはじの図」にあてはめます。
いま、「時間」を求めるのですね。「じ」を手で隠します。
問題文から速さは時速4kmとわかるので「は」に「4」、距離は12kmとわかるので「き」に「12」をあてはめます。



「き」÷「は」、すなわち「12÷4」となりますね。
これを計算すると、答えは3時間だとわかります。

つぎの問題です。
(問)ある乗り物の速度は分速300mです。3300m進むのに何分かかると思いますか?

先ほどと解きかたは同じです。
まずは地図を描きます。



あとは、「きはじの図」にあてはめます。
いま、「時間」を求めるのですね。「じ」を手で隠します。
問題文から速さは分速300mとわかるので「は」に「300」、距離は3300mとわかるので「き」に「3300」をあてはめます。



「き」÷「は」、すなわち「3300÷300」となりますね。
これを計算すると、答えは11分だとわかります。

つぎの問題です。
(問)ある電車の速度は秒速20mです。120m進むのに何秒かかると思いますか?

これも先ほどと解きかたは同じです。
まずは地図を描きます。



あとは、「きはじの図」にあてはめます。
いま、「時間」を求めるのですね。「じ」を手で隠します。
問題文から速さは秒速20mとわかるので「は」に「20」、距離は120mとわかるので「き」に「120」をあてはめます。



「き」÷「じ」、すなわち「120÷20」となりますね。
これを計算すると、答えは6秒だとわかります。

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「距離」を求める速さの文章題

(問)太郎君はA町からB町まで時速5kmで歩いたら、2時間かかりました。A町からB町までは何kmありますか。

先ほどと解きかたは同じです。
まずは地図を描きます。



あとは、「きはじの図」にあてはめます。
いま、「距離」を求めるのですね。「き」を手で隠します。
問題文から速さは時速5kmとわかるので「は」に「5」、時間は2時間とわかるので「じ」に「2」をあてはめます。



「き」×「じ」、すなわち「5×2」となりますね。
これを計算すると、答えは10kmだとわかります。

つぎの問です。
(問)ある乗り物は分速500mで10分間進みました。何m先まで進んだでしょうか。

先ほどと解きかたは同じです。
まずは地図を描きます。



あとは、「きはじの図」にあてはめます。
いま、「距離」を求めるのですね。「き」を手で隠します。
問題文から速さは分速500mとわかるので「は」に「500」、時間は10分とわかるので「じ」に「10」をあてはめます。



「き」×「じ」、すなわち「500×10」となりますね。
これを計算すると、答えは5000mだとわかります。

電車は秒速20mで、15秒走りました。何m先まで進みましたか。

先ほどと解きかたは同じです。
まずは地図を描きます。



あとは、「きはじの図」にあてはめます。
いま、「距離」を求めるのですね。「き」を手で隠します。
問題文から速さは秒速20mとわかるので「は」に「20」、時間は15秒とわかるので「じ」に「15」をあてはめます。



「き」×「じ」、すなわち「20×15」となりますね。
これを計算すると、答えは300mだとわかります。

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速さの文章題は3タイプしかないですが、より複雑になっていく…

いままで、「速さ」「距離」「時間」のそれぞれを求める文章題を解いてきました。

実は、速さの文章題はこの3タイプしかありません。

※参考までに、細かくみると、このページではつぎのことを学習しました。
・速さを求める問題 → 時速●km、分速●m、秒速●mを求める問題の3タイプ
・時間を求める問題 → 時間、分、秒を求める問題の3タイプ
・距離を求める問題 → km、(分速●mから)m、(秒速●mから)mを求める問題の3タイプ

しかし、今後、「歩いていたのに、自転車の乗り換える」「A町とB町を往復する」のように複雑になっていきます。
とはいえ、「地図を描く → きはじの図にあてはめる」の流れは変わらないので、つぎのレッスンを学習する前にこのページにあることはできるようになっておいてくださいね。

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