「は」は「=」

これから「ことば」を「数式」にしていきます。
どういうことでしょうか。
ためしに「2×2は4」を数式にしてみます。

「は」は「ことば」です。
このような「は」は「=」に置きかえることができます(もちろん例外もあります)。
よって「2×2は4」の「は」を「=」といれかえて「2×2=4」とできます。
数式になりましたね。

では、「2+3は5」を数式にしてみましょう。

「は」と「=」を入れかえます。
よって「2+3=5」となります。

というわけで、「は」は「=」に置きかえられることを覚えておいてくださいね(もちろん、例外もあります)。

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算数が苦手な子どもたちを悩ませる「の」「倍」

「2を3倍する」を式で表してみましょう。

つぎのことを覚えていれば、式にできます。

● を ▲倍する → ● × ▲

答えは「2×3」ですね。

※慣れないうちは、つぎのようにするといいでしょう。
1.紙に、問題文、いまの場合は「2を3倍する」を書きます。
2.その上に「●を▲倍する →●×▲」を書きます。



3.上と下を見比べると「2×3」だとわかるのではないでしょうか。

これは、かんたんと感じたひとは多いのではないでしょうか(もし知らなければ、いま、しっかり覚えておきましょう)。

算数が苦手な子どもたちを悩ませるのは「の」「倍」です。
具体的には、つぎのような文です。
これを、どのように数式で表せばいいのでしょうか。

(問)「2の3倍」を式で表してみてください。

「の」「倍」があれば、つぎのことを思い出しましょう。

● の ▲ 倍 → ● × ▲

答えは「2×3」ですね。

※慣れないうちは、つぎのようにするといいでしょう。
1.紙に、問題文、いまの場合は「2の3倍」を書きます。
2.その上に「●の▲倍 → ●×▲」と書きます。



3.上と下を見比べると「2×3」だとわかるのではないでしょうか。

「かんたんじゃん!」って思いました?
では、つぎの問を解いてみてください。

(問)2は8の( )倍。( )はいくつでしょうか?

「の」「倍」はあるので、先ほどと同じような問題文だとわかっても、なかなか答えがわからないのではないでしょうか。
どのように考えればいいのでしょうか。

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「の」「倍」の攻略法!

先ほどの問はすこし難しいので、まずは、つぎの問から解いてみましょう。

(問)6は3の( )倍。( )はいくつでしょうか?

つぎの2つのことを思い出してください。

1.「は」は「=」
2.●の▲倍 → ●×▲

これらを問題文にあてはめてみます。
まずは上記1をあてはめます。



つぎに上記2をあてはめます。



「6=3×( )」という数式になりましたね。
これはすでに解けると思います(解けばければいままでのレッスンをしっかり読んでください)。
( )は2です。

というわけで、先ほどの問に戻ります。

(問)2は8の( )倍。( )はいくつでしょうか?

これもつぎの2つを問題文にあてはめるだけです。

1.「は」は「=」
2.●の▲倍 → ●×▲

まずは上記1をあてはめます。




つぎに上記2をあてはめます。



「2=8×( )」という数式になります。
これはすでに解けると思います(解けばければいままでのレッスンをしっかり読んでください)。
よって、( )は1/4です。

「2は8の( )倍」といわれても、ピンとこないと思いますが、上記の2つをあてはめると答えはわかりますよね!

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