看護師の国家試験の「数学」に本当に困ってる人へ

看護師の国家試験の試験範囲を見ると「数学」の文字はありません。

・人体の構造と機能
・疾病の成り立ちと回復の促進
・社会保障制度と生活者の健康
・基礎看護学
・在宅看護論
・成人看護学
・老年看護学
・小児看護学
・母性看護学
・精神看護学

しかし、点滴の滴下速度の計算、酸素ボンベの残量計算、薬剤の希釈濃度の計算、輸液ポンプの計算、BMIの計算などが出題されることがあります。

国家試験とはいえ試験なので、「苦手な計算問題は捨てる」「山を張る」「公式や解き方をひたすら暗記する」などの受験テクニックを使えば得点をとることもできるかもしれませんが、たとえば「計算問題を捨ててほかで点をとろうとしたら、点をとれなかった」のように受験テクニックに頼ると不合格になることもあるので、やはり計算できるようになっておきたいものです。

また、看護師になってから、これらの計算ができないと実務で困るということもあります
なかには、「公式を丸暗記すれば実務でも乗り切ることができる」という意見もあるようですが、看護師は人の命にかかわる重大な仕事です。公式に頼ることなく、自分でも計算できるようになっておきたいものです。

では、どうすればこれらの計算問題ができるようになるのでしょうか。
それは、これらの計算問題のベースとなるのは「算数」「中学数学」なので、しっかりと算数や中学数学を勉強しておくことです。
では、中学数学レベルまでできるようになるには、どうすればいいのでしょうか。また、どのくらいの時間がかかるのでしょうか。

これは、人によって異なります。
たとえば、算数からつまづいていて中学数学ができない人は算数から勉強しないといけないので、ふつうに勉強するとかなりの時間と労力がかかる一方、中学数学の一部だけが苦手な人は苦手なところだけ勉強すればいいので、それほど時間も労力もかかりませんから。

というわけで、看護師の国家試験の「数学」で本当に困ってるのなら、まずは、あなたはどこから苦手意識をもつようになったのかを確認するといいでしょう

具体的には『0(ゼロ)からやりなおす中学数学の計算問題』(総合科学出版)の「目次」で確認するといいでしょう。

1.まずは、『0(ゼロ)からやりなおす中学数学の計算問題』(総合科学出版)のamazonのページを開き、画面左上にある「3点すべてのイメージを見る」をクリックしてみてください(ちなみに、amazonへのリンクはリンク先のページにあります)。
2.目次のイメージがでてくると思います。ここにある問題を解いてみてください。
3.正解は本を手に入れないとわかりませんが、あくまで苦手なところを確認するだけなので、正解は見なくてもいいです。
ここで確認すべきなのは、解き方がわかるかどうかです。
たとえば目次の中3のところで、解き方がわからない問があれば、あなたは中3で数学ができなくなったということなので、どこから解き方がわからなくなったのか確認しましょう。

どこから、つまづいているのかわかれば、あとは書店にいって、つまづいたところの参考書を買って勉強します。
たとえば中2でつまづいていれば、中2の数学の本を買う感じです。

ちなみに、中学3年生までの計算問題であれば『『0(ゼロ)からやりなおす中学数学の計算問題』(総合科学出版)』で学習するといいでしょう。
つぎの点から、書店にいって、ほかの参考書を買うよりも効率よく勉強できます。

・看護師は中学数学の計算問題の一部ができればいい。この本は計算問題だけなので効率的。
・数学が苦手な人に特化させた本なので、数学嫌いな人にぴったり
・算数からしっかりと丁寧に解説されている
・かなり効率よく学習できるような構成になっている

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中学数学レベルであれば1か月もあればOK!

算数から数学が苦手な人の場合、『0(ゼロ)からやりなおす中学数学の計算問題』(総合科学出版)を使って、1日あたり3時間勉強すれば、1週間もしないうちに、中学数学の計算問題はできるようになるはずです。
中学数学の計算問題ができるようになれば、滴の滴下速度の計算、酸素ボンベの残量計算、薬剤の希釈濃度の計算、輸液ポンプの計算、BMIの計算などは、そこからすこし応用させるだけです。今まで、これらの計算方法の解説を読んでもわからなかったのに、理解できるようになることでしょう。

時間にすると、1か月もあれば、中学数学を習得できますし、看護師系の計算問題も多く見積もっても1ヶ月もあればできるのではないでしょうか。
ただ、看護師の国家試験の2か月前など、試験日まで時間が迫っているときは、さすがに間に合わないので、受験までまだ日数があると油断せず、前もって勉強しておきましょう。

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