三平方の定理

●問題
「1辺が4cmの正方形ABCDの対角線ACの長さを求めよ。」

もちろん4cm!・・・ではありません。斜めの線の長さは、どうやって求めれば良いでしょうか?

■重要
数式は以下のルールに従って書いています。
分数・・・2分の1 → 1/2、5分の3掛けるx → (3/5)x
次数・・・xの2乗 → x^2、2xの2乗 → 2x^2

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方向性

直角三角形ができるので、三平方の定理を使う。

解法

正方形ABCDがあって、その対角線ACを引くと、正方形は2等分されます。
その2等分されてできた図形は直角(二等辺)三角形です。
直角三角形ならば、三平方の定理が成り立ちます。

三平方の定理は、直角三角形の辺の長さの関係を表す定理です。
直角三角形の斜辺の長さをa,残りの2辺の長さをb,cとすると、

a^2=b^2+c^2

という関係が成り立ちます。
a,b,cの文字のどれがどこにいくかよりも、「斜辺がどれか」が大切です。 「斜辺の2乗=残り2辺の2乗の合計」と考えるとわかりやすいと思います。

今回の場合、正方形ABCDの対角線ACを含む△ABCを考えると、斜辺はACですね。
ならば、「AC^2=AB^2+BC^2」という関係式ができます。
1辺が4cmなので、代入すると、

AC^2=4^2+4^2
   =16+16
   =32

よって、AC=√32=4√2(cm)

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解答

4√2cm

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