組合せCの計算

●問題
「次の計算をせよ。(3)5C3,(4)6C6」

高校の場合の数では、PとかCとかの計算を使います。計算方法と使う場面を理解しましょう!

■重要
数式は以下のルールに従って書いています。
分数・・・2分の1 → 1/2、5分の3掛けるx → (3/5)x
次数・・・xの2乗 → x^2、2xの2乗 → 2x^2

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方向性

Cは分数になり約分できる。

解法

今度はCの計算です。

Cは組合せ(combination)で、順番に関係なく「取り出す」場合の数を求めるときに使います。

計算は分数になり、

分子にはCのかわりにPにしたモノがきて、分母には右側の数の階乗がくる

と理解するとよいと思います。

つまり、5C3の場合は、分子に5P3がきて、分母に3!がきます。

(3) 5C3=5P3/3!
    =(5・4・3)/(3・2・1)
    =(5・2)/1    ←約分した
    =10

もちろんこの程度の計算ならば、分子と分母をそれぞれ計算してから約分しても、問題なくできると思いますが、 確率や場合の数の計算の場合は、約分ができるときは先に約分をすると簡単になりますよ!

(4) 6C6=6P6/6!
    =6!/6!
    =1

このように、nCnの形になると、分子と分母が同じになってしまうので、場合の数は1になります。
PとCを対比して、計算方法と結果の違いをよく確認してくださいね!

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解答

(3)10,(4)1

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