余弦定理の公式

●問題
「△ABCで、a=5、b=3、c=4のとき、cosCを求めよ。」

3:4:5だから、直角三角形で、C=60°!・・・ではありませんよ(笑)

■重要
数式は以下のルールに従って書いています。
分数・・・2分の1 → 1/2、5分の3掛けるx → (3/5)x
次数・・・xの2乗 → x^2、2xの2乗 → 2x^2

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方向性

余弦定理を使う。

解法

三角比をやると、90°60°30°の三角形に慣れすぎて、二等辺ではない直角三角形は全て90°60°30°にしてしまう人がいます。これはいけません。
当然のことですが、直角三角形は他にも様々な角度の組み合わせがあります。

しかも、この問題の場合は、cosCを求めるだけなので、角度自体はわかる必要がありません。 わかる必要がないどころか、三角比の表でも使わなければわかりません
とにかく、cosCの値がわかりさえすればよいです。
問題では、3辺の長さが与えられているので、そんなときは・・・

余弦定理!でしたね。

a^2=b^2+c^2−2bc・cosA

こんな公式です。余弦定理は

・2辺とはさむ角がわかっているとき
・3辺がわかっているとき
・2辺と1角がわかっているとき

などに使います。

ってことで、代入してみます。

    c^2=a^2+b^2−2ab・cosC
    4^2=5^2+3^2−2・5・3・cosC
    16=25+9−30・cosC
30cosC=34−16
30cosC=18
  cosC=18/30
      =3/5

ちなみに、△ABCは直角三角形であることを利用して、コサインの定義よりcosC=3/5としてもOK!

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解答

cosC=3/5

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