因数分解の公式

●問題
「次の式を因数分解せよ。(2)27x^3−y^3」

これは高校レベルです(笑)

■重要
数式は以下のルールに従って書いています。
分数・・・2分の1 → 1/2、5分の3掛けるx → (3/5)x
次数・・・xの2乗 → x^2、2xの2乗 → 2x^2

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方向性

公式を使う。

解法

中学でも習ったように、因数分解というのは展開の逆なので、展開のときの公式の左右を逆にすれば、因数分解の公式になってしまいます。3乗ひく3乗の展開の公式を思い出してみてください。

(a−b)(a^2+ab+b^2)=a^3−b^3

こんなんでしたね。
これを逆にすれば因数分解の公式です。つまり・・・

a^3−b^3=(a−b)(a^2+ab+b^2)

これが「3乗ひく3乗」の因数分解の公式です。
展開のときに公式を覚えていれば、因数分解では左右を入れ替えただけですね!

27x^3=(3x)^3なので、a=3x,b=yとして、この公式に代入してみます。

 27x^3−y^3
=(3x−y){(3x)^2+3x・y+y^2}
=(3x−y)(9x^2+3xy+y^2)

これで完成です。カンタンでしょ?
一つだけ注意点を挙げるとすれば、符号ですね。プラスとマイナスが混じっているので、どこがプラスでどこがマイナスなのか気をつけてください。
「3乗−3乗」の場合は、1個目のかっこの間がマイナスで、2個目のかっこは全部プラスです。

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解答

(3x−y)(9x^2+3xy+y^2)

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